リチャード・ブルックス○o。イヴ・ロベール 監督作品『ぐうたらバンザイ!(1967)』万歳!。o○ ■働くなんて大嫌い!ぐうたらバンザイ!妻の死を機にぐうたら生活を満喫するようになった男が巻き起こす大騒動。あまりの暢気さに自然と騒動を呼び込んでしまう自由人の暮らしを、フランスの伝統喜劇を感じさせるほんわかとした作風が持ち味のイヴ・ロベール監督が描く明るくのびやかな犬派田園コメディ人生賛歌の傑作っす。(1969/フランス) 監督: イヴ・ロベール (わんぱく旋風、プロヴァンス物語/マルセルの夏・マルセルのお城、わんぱく戦争) 脚本: イヴ・ロベール/ピエール・レヴィ=コルティ 撮影: ルネ・マテラン 音楽: ウラディミール・コスマ 出演: フィリップ・ノワレ/マルレーヌ・ジョベール/アントニエッタ・モヤ フランソワーズ・ブリオン/ポール・ル・ペルソン /ピエール・リシャール フランスのとある農村に暮らすアレキサンドルは生粋のなまけ者。美しいが口やかましい女房の農場でこき使われ続け、隙あらば仕事をサボって惰眠を貪ろうとする気のいい力持ちの夫。朝寝が大好きなのに、朝早くから女房にたたき起こされ、食事もゆっくりさせてもらえぬまま、その日のいい渡されたスケジュールを消化するために家を飛び出さなければならなかった。妻の言いなりに重労働をこなしているが過労で仕事中にも転寝してしまう毎日。妻に厳しく監視され、休むヒマなく働いていた。しまいにはトランシーバーで指示を送りつけられる始末。チューバと犬と遊ぶことを愛する彼にとっては耐えられない日々・・・。今日もどこかで愛犬ルシアンともども昼寝を決め込んでいる。 そんなある日、妻が突然の事故で亡くなってしまう。するとそれを機に、アレキサンドルのぐうたら生活が始まった。彼は解放感に酔い痴れ、家畜をも解放し念願の愛すべきワン公「ルシアン」と「共同生活」を始める。彼はベッドから一歩も動かなくていいように、必要なものは何でもヒモで吊し始め、買い物さえ愛犬に任せてひたすら眠りつづける。それから二カ月、アレキサンドルは一向に起きる様子がなかった。そのうちに、彼に共鳴して仕事を休む者が続出した。村会はこれを重視し、その対策としてアレキサンドルを兵糧攻めにすることにした。眠りつづける彼を目覚めさせようと徹夜で不眠の監視をする村民たちのドタバタがおもしろい。彼の生き方はやがて村人にも影響し始め、危機感を募らせた一部の村民は彼を社会に引きずり出そうと躍起になる。 愛犬ルシアンがいつも食料を買いにいくブイロー夫人の食料店に、アガタ(M・ジョベール)という女の子がいた。彼女はアレキサンドルと彼の資産に大いに興味をもち、近づいた。ある日、アガタは食料を持ってアレキサンドルの家を訪ねた。セクシーなアガタは純情な彼を難無く丸め込み結婚へと・・・。 教会での式も終わりに近づいた頃、花嫁アガタがふと示した仕草で急にアレキサンドルは、死んだ女房を思い出したからたまらない。恐れをなした彼は、教会の入口で待っていた愛犬を連れて表へ飛び出し、すたこらさっさと逃げ出した。実り豊かな大地をどこへともなく歩み去って行く・・・ 名優フィリップ・ノワレの忘れ得ぬ傑作!今はなき新宿文化で観ました!見終わった後、誰彼なくこの映画のことを吹聴しまわりました。愛犬ルシアンとの気侭な田園自然浴生活に憧れました! ま、いろいろありましたが、今は私も愛犬龍君との気侭我侭スローラーフingでっす!U^ェ^U 映画と対話するために.....。!U^ェ^U ■フィリップ・ノワレ■ 1931年10月1日フランス/ノール生まれ。父は洋服会社の重役で幼い頃はブローニュやモロッコなどで育つ。大学時代に演劇の虜となって卒業後ロジェ・ブランを師事。その後51年から10年間、国立民衆劇場の舞台で活躍。映画へは49年に初出演していたが本格的には55年に役らしい役を貰えた。以降は主にコメディ作品でトボけたお人好し役を好演。しかし彼の名を一躍有名にしたのはやはり「ニュー・シネマ・パラダイス」の映写技師アルフレード役であろう。62年にモニーク・ショーメットと結婚。娘のフレデリクは助監督をしているという。 ■イヴ・ロベール監督■ ぐうたらバンザイ! わんぱく旋風 プロヴァンス物語/マルセルの夏 プロヴァンス物語/マルセルのお城 わんぱく戦争 ○o。リチャード・ブルックス監督作品『ミスター・グッドバーを探して(1977)』『冷血(1967)』。o○ 『ミスター・グッドバーを探して(1977)』 1 6 8 7 9 2 3 4 5 91 92 9396 『冷血(1967)』 94 カンサスで、ある一家四人が惨殺されるという事件が起こった。警察の調査の結果、二人の若者が犯人として捕らえられる。ストーリーは二人の若者の育った環境を語り、やがて犯行に至った動機が明らかになる……。殺される側の恐怖と、ラストで死刑になる犯人たちの恐怖が、観るものを圧倒する、同名ノンフィクションの映画化作品。 95 97 98 99 ■Richard Brooks (リチャード・ブルックス)■ 1912年~1992年。アメリカ・ペンシルベニア州出身。デビュー作/1950年「危機の男」。戦後、作家としていくつかの作品を発表するが、1950年監督に転身。 「暴力教室」(1955年)によって第一線に進出後、多くの文芸作品を手がける。 シークレット・レンズ(1982) ミスター・グッドバーを探して(1977) 弾丸を噛め(1975) バンクジャック(1971) 冷血(1967) プロフェッショナル(1966) ロード・ジム(1965) 渇いた太陽(1962) エルマー・ガントリー 魅せられた男(1960) 熱いトタン屋根の猫(1958) カラマゾフの兄弟(1957) 黒い牙(1957) 最後の銃撃(1956) 暴力教室(1955) 雨の朝巴里に死す(1954) あの高地を取れ(1953) デッドライン USA(1952) 危機の男(1950) ジャンル別一覧
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